JMSAが第7回目の東北支援、復興の折り鶴プロジェクトを企画

がんばろう東北 復興の折り鶴プロジェクト
第7回 NYから被災地へ復興の願いをこめ集います

このたび、米国での世界貿易センターの被災者達で結成された911家族会(September 11th Families’ Association)が東日本大震災の被災地で、福島県ふたば町、富岡町、南相馬市、郡山市、宮城県石巻市、雄勝町などを訪問し、今回で7度目となるピアサポートを通じた被災者支援を行うことをお知らせします。


1 訪日日程

平成30年(2018年)7月9日(月)~ 7月15日(金)

 

2 訪日予定者

911家族会、Meriam Lobel (9/11 Tribute Museum元館長)、Jeanette Gutierrez (世界貿易センター生存者)、Anthony Palmeri (元NY市衛生部、NJの消防士)、Ann Van Hine (FDNY消防士の未亡人)、NYマウントサイナイ医科大学国際精神科 教授 クレッグ・カッツ医師、同内分泌科内科 教授、米国日本人医師会 会長 柳澤ロバート貴裕医師、NYマウントサイナイ医科大学 医学部生 アナ・ロドリゲズ、ダニエル・アフォニン、RI7490地区 Englewood Rotary Club, NJ USA ジョイス・グロスバード臨床心理士、RI2650地区 元Englewood Rotary Club会長、現在 奈良ロータリークラブ 柳澤育代、Maya Katz (High School of American Studies) and Julia Gardner and Julia (Hastings High School)

 

3 訪日スケジュール  下記参照

 

4 主催

米国日本人医師会(JMSA)、郡山西ロータリークラブ

 

5 協賛

アメリカン航空(Miles for Kids in Needプログラム)、米日財団(United State-Japan Foundation)、国際ロータリー グローバルグラント

 

6 協力団体

外務省在ニューヨーク日本国総領事館、ジャパンソサエティ(NY)、ジャムズネット(JAMSNET)、奈良ロータリークラブ、マウントサイナイ医科大学、911家族会(September 11th Families’ Association)

 

7  問い合わせ先

米国日本医師会 会長 柳澤ロバート貴裕医師  米国携帯 +1‐917-538-7707
e-mail: robert.yanagisawa@mountsinai.org

米国菊一ニューヨーク兼(株)菊一文珠四郎包永  取締役社長 柳澤育代
電話 +1‐914-450-7330(米国)0742-26-2211(日本)
e-mail: 194yanagisawa@gmail.com  090-3978-0931(日本携帯)

 


主な行事

1. 東日本大震災11被災者と米国同時多発テロ9.11家族会の心の交流

米国同時多発テロによって沢山の同僚や家族を失った9.11家族会メンバーら4名が、被災者との対話を通じて、その悲しみを共有し、また、自らの体験からその悲しみをどのように乗り越え、未来に向かって歩きはじめたかについて東北の被災者に語ります。米国から災害精神科医や子供の心理カウンセラー、また9.11や3.11について更に学ぼうとしている米国の医学生2名と高校生2名も同行し、総勢12名で日米の被災者同士で復興に向かう勇気とその心構えを共有をします。

福島県立医科大学、福島県相馬市「相馬広域こころのケアセンターなごみ」と福島県南相馬市仮設住宅住民、福島県立ふたば未来学園、福島第一原子力発電所、宮城県大川小学校のご遺族や日和幼稚園ご遺族と雄勝ローズガーデンや宮城県石巻市「震災こころのケア・ネットワークみやぎ からころステーション」などにおいて実施予定。

 

2. 広島-NY-福島、日米つなぐ命の絵本「サダコの折り鶴」

震災後の影響が様々な形で現れている被災地の子供たちに対し、9.11と3.11をサダコの折り鶴が繋げるストーリーを長崎出身の本多恵理氏がNYで書き上げ、ロータリーが福島から出版した絵本の第2版を紹介します。絵本は9.11と3.11の被災者らが、国や文化の違いを超えて佐々木貞子の折り鶴によって結ばれ、励まされるという内容で、命の大切さを教える。協賛団体の協力を得て、福島県内の図書館、全幼稚園、全小学校に一万冊が寄贈されています。既に英語に翻訳され米国でも図書館や幼稚園に寄贈されています。今回第2版は更にスペイン語に翻訳され、スペイン語を母国語とする子供達にも配布予定。

 

3. 希望の絆、「復興の折鶴」の贈呈

去年被災地を訪問した元ニューヨーク市消防士中尉のDan Pontecorvoさんが、東北の被災地の復興を願い、また被災者同士の絆を象徴して、一本の丸太から彫りあげた45cmの木彫りの復興の折鶴を今回訪問する家族会のメンバー達が、宮城県石巻市雄勝町ローズガーデンに贈呈します。雄勝ローズガーデンは被災した住民が立ち上げた復興プロジェクトで、9.11と3.11の被災者同士の交流の象徴であるこの復興の折鶴には、「2001年9月11日と2011年3月11日 希望の絆」と記されています。

2012年に海外から被災地復興に寄贈されたモニュメント第1号は福島県郡山市にあり、911同時多発テロで崩壊した世界貿易センタービルの鉄骨で制作されました。
http://www.city.koriyama.fukushima.jp/221000/kosodate/ehon.html

 

スケジュール

日付 実施場所 内容
1 7/8(日) 16:00 911家族会 成田着 ホテルにチェックイン 移動
2 7/9(月) 14:00-14:30 復興庁で吉野復興大臣に表敬訪問
その後東北被災地へ出発(宿泊先:福島駅前リッチモンドホテル)
表敬訪問
3 7/10(火) 16:30-19:00 福島県立医科大学にて医学部学生との意見交換会
(宿泊先 福島駅前リッチモンドホテル)
対話交流会
4 7/11(水) 8:30 ホテル前よりバスにて出発
13:00 宮城県石巻市雄勝町字味噌24-4ローズガーデンにて9.11と3.11被災者同士の絆の象徴、復興の折鶴の贈呈
復興の折鶴の贈呈
5 7/11(水) 13:30-15:00 ローズガーデンにて雄勝小学校の徳水博志先生ご夫妻の雄勝花物語の活動、地元ご遺族の方々との交流会 対話交流会
6 7/11(水) 16:30-18:00 石巻市駅前 震災こころのケア・ネットワークみやぎ からころステーションで被災者らとの対話交流会
(宿泊先 ホテルルートイン石巻中央)
交流会
7 7/12(木) 8:00 ホテル前バスにて出発
10:00-10:30 福島県相馬市伝承鎮魂祈念館
訪問
8 7/12(木) 11:00-13:00 福島県南相馬市仮設住宅住民と交流会ランチ 交流会
9 7/12(木) 13:30-14:30 福島県南相馬市 相馬広域こころのケアなごみ
南相馬事務所訪問
訪問
10 7/12(木) 17:00 福島県開成二丁目公園
福島県開成山公園 復興の折り鶴 記念碑への訪問
記念撮影
11 7/12(木) 18:30 郡山西ロータリークラブ 納涼例会家族会
(宿泊先 郡山ダイワロイネット郡山駅前ホテル)
交流会
12 7/13(金) 8:30 ホテル前バスにて出発 10:30-11:30 富岡311を語る会 富岡町おだがいさまセンターにて語り部の方々と交流 交流会
13 7/13(金) 12:00-15:00 福島第一原子力発電所視察 視察
14 7/13(金) 15:45-17:00 福島県立ふたば未来学園の学生らと交流 交流会
15 7/13(金) 19:00 郡山市(宿泊先 郡山ダイワロイネット郡山駅前) 移動
海外便り_柳澤先生(三)