JMSA生徒代表:日本語補習校生徒へ大学受験・医療の道について講演会を行う

JMSA学生代表、ウィスコンシン医科大学の永吉詠舞は西岡-JMSA ファウンデーションの後援で、日本人・日系人の高校生を対象にアメリカと日本の大学受験、アメリカの医学入試・システム等、自身の体験を基に講演会をした。講演会セッションは在米の日本語補習授業校で行われ、2022年6月にカリフォルニア州ロスアンジェルスのあさひ学園オレンジ校、2023年2月にイリノイ州シカゴの双葉会補習授業校で行った。大学受験や自分のキャリアパスとしてなにが重要なのか、自身が日本語補習授業校の卒業者である事から、高校生の視点に立ち、将来に向けたメッセージとアドバイスを伝えた。日本語補習授業校の高校生達は熱心に聴き質疑応答にもたくさんの生徒達からの声があり講演会は盛況であった。JMSAとして我々はこのような日系コミュニティーにおける活動を大いに支援します。詠舞さん、Nishioka Scholarly Foundation、講演会を開催してくださったカリフォルニア州日本語補習授業校あさひ学園、イリノイ州日本語補習授業校双葉会の関係者の皆様、ご協力ありがとうございました。

補習校生徒からもいろいろなコメントがよせられました:

本日は講演会を開いてくださり、誠にありがとうございました。大学受験や就職という言葉が自分に近づいてきていることを実感できていない私にとって、今回の講演会はとても貴重な体験でした。特に永吉さんの、”経験から、やりたい職業や進みたい分野を決めることができるかもしれないから、いろいろな経験をするといい”という言葉が、私の心に響きました。今までの私の考えとして、就きたい職業に進むためにそれにあった大学を決めて、そのために努力するという基盤があったのですが、永吉さんの言葉で、まだはっきりとした職業が決まっていなくても、やってみたい分野をとにかく経験してみればいいんだと気づけました。これからは、私のやってみたいことにどんどん挑戦していって、自分の将来を見つけていきたいと思います。

僕に一番心に残ったのはファイナンシュルエイドをもっと取ることです。今はもう学校は入ったんですけど、まだ値段が高いためまだ決めていません。後、心に残った残ったのは自分の道を選ぶことです。よく友達などと流されます。しかし僕はちゃんと強い意志を持ち、目標を立て、その夢を追うのが重要だと気づきました。
僕は将来がとても不安です。まだ何をしたいのかがわからなくて焦っています。とりあえず学校は入りましたが、何をしたいのかが決まらないため、学校を決めるのも難しいです。
このミーティングは参考になりました。ありがとうございました.

私の心に残ったことは専科変更を何度もしていて、何をしたいかを最初から知っていなかったことです。私も今何をしたいか知らず、今医療系で働いている人があれほど専攻を変えてでも進めるフィールドとして安心しました。

同じ日本語と英語のバイリンガルで医療系に進んだ先輩として私たちバイリンガルがアメリカで最大限輝ける「やりがい」の話が心に残りました。医学系、フィジカルセラピスト、歯医者、などどの具体的な分野に進もうか悩んでいます。その決断にあたってこのプレゼンを一つの資料として使わせていただきます。

私の場合、1番心に残ったのは「自分の道を歩もう」というメッセージでした。やっぱり将来のことを考えると、無難に親の言ったことに簡単に動かされてしまったり、周りの意見に左右されてしまいがちなのですが、たとえ迷っても、道を間違えても自分で切り開くことが大切だという言葉は心に響きました。悔いのないように自分から進むことが一番大切だということを、今回のプレゼンで再確認出来ました。具体的にはまだプランはありませんが、自分なりの未来図をしっかりと描いて、そこに向かって今できることをやる、という形で進んで行けたらいいなと思っています。また、周りとの繋がりを増やしていくこと、日本語能力を活かすことにももちろん取り組みたいと思っています。
今日はわざわざ補習校まで来ていただいてありがとうございました!ためになるプレゼンでした。自分の将来を見つめ直すきっかけになればいいなと思っています。

上の二枚はあさひ学園オレンジ校(カリフォルニア州ロスアンジェルス市近郊)

下の二枚は双葉会補習校(イリノイ州シカゴ市近郊)

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