福島県南相馬市復興住宅の皆様、相馬広域こころのケアなごみの皆様
本日我々それぞれの家から皆さんにメッセージを送っていますが、東北大震災後10年の節目を迎えられるいま、皆様の事を思い我々の心は一つになっております。9/11家族会は自分達の教訓を分かち合おうと繋がりましたが、皆さんとお合いする度に我々自身の絆も更に強くなりました。震災後の心のケアへのアプローチについてなごみから学べることが多くあります。皆さんの復興に向かうその勇気が、我々予期しなかった新型コロナウイルスのパンデミックにも立ち向かおうとする勇気に繋がっています。
我々が相馬を訪れるたびに皆様が本当に暖かく迎えて頂いて、その感動は忘れません。なごみの皆さんと一緒に大蛇巻きを作ったり、スイカ割りをしたり特に大きな節目を迎えるのは大変複雑な気持ちになるかと思いますが、この時期には特にご自愛ください。New Yorkにも一緒に気持ちを分かち合える仲間がいることが少しでも気休めになればと思います。また皆さんにお会いできる日が一日も早く来る事を心より願っております。
9/11-3/11の絆を心から支援する一同より
柳澤ロバート貴裕
マウントサイナイ医科大学内分泌内科 教授
米国日本人医師会 会長
東京女子医科大学 招待教授
東北大学医学部 臨床教授